第69回 日本酸化ストレス学会学術集会

大会長挨拶

このたび、仙台市におきまして第69回日本酸化ストレス学会学術集会を開催させていただくことになりました。仙台では、2011年に河野雅弘先生を会長として学術集会の開催を予定しておりましたが、残念ながら東日本大震災により北海道での開催となりましたことはご記憶に新しいことと思います。震災をのりこえて、今回あらためて、仙台の地ではじめての本学術集会を開催できますことを、東北地方の研究者のひとりとしてたいへん光栄に思います。酸化ストレス研究の発展に貢献する有意義な学術集会になりますよう、現在、鋭意開催の準備を進めているところです。

本学術集会では、例年どおりのプログラム構成を踏襲しながら、酸化ストレスの最新研究を取りあげた内容を企画しています。特別講演では京都大学の森 泰生先生と九州大学の住本英樹先生に、また、教育講演では弘前大学の伊東 健先生と東北大学の本橋 ほづみ先生に、各先生方の最新の研究成果をまじえてご講演をいただく予定です。シンポジウムでは、「親電子シグナル制御」、「低酸素・チャネル制御」、「酸化ストレスと発がん」、「活性イオウシグナル制御」など、近年研究進展の著しいトピックを予定しています(詳細な情報につきましては随時ホームページ等で掲載いたします)。

仙台では昨年12月に地下鉄東西線が開通し、仙台駅から会場の仙台国際センターまでのアクセスが格段に良くなりました。会員の先生方におかれましては、是非ご参加いただきたくお願い申し上げます。

東北大学大学院医学系研究科 教授

赤池 孝章

写真提供:宮城県観光課